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時差症候群Jet lagとは?
1.時差症候群Jet lagとは?
4〜5時間以上の時差の存在する地域間をジェット機で移動すると、時差症候群Jet lagと
呼ばれる睡眠−覚醒スケジュールの障害、心身不調などの症状が高頻度にみられます。
通常一過性で、同一地域に10日前後滞在するとだいたい消失します。
2.原因は?
長距離飛行後に身体の概日リズム(体内時計)が、到着地の環境下での生活リズムに
適応できないことによって発症します。
3.どんな症状がでるの?
(1)少なくとも2つの時間帯域を通過する航空機旅行後、1〜2日以内に症状が出現します。
(2)主に、‘不眠’または‘過度の眠気’です。
(3)他に、以下のような症状もみられます。
1.日中の遂行能力の低下
2.食欲または胃腸機能の変化
3.夜間の頻尿による中途覚醒(目が覚めてしまう)頻度の増加
4.全身倦怠感
などです。
「時差症候の重症度」は、飛行する方向と、飛行した時差帯域の長さに依存します。
1.東向きフライト
最短で脱同調(ズレ)を解消するためには、リズム位相を前進させる(日本時間よりも
早い時間へあわせる)必要があります。
2.西向きフライト
到着地での夜間睡眠は、日本時間の夜明けの早朝にあたり、位相を後退させること
(日本時間よりも遅い時間へあわせる)によりリズムが同調するため、東向きフライトに
比べて比較的同調し易いようです。
4.時差症候群の改善・予防法は?
“いかに体内時計を現地時間へ早く再同調させるか”
(1)生活スケジュールと光の浴び方
1.出発前から到着まで
疲労をためないよう、十分な休養・睡眠をとる。
東方飛行では、目覚める時刻を少し早める。
西方飛行では、目覚める時刻を少し遅らせる。
2.機内
すぐに到着地の時間に時計を合わせる。
東方飛行では、なるべく早めに睡眠をとるように努める。
3.到着地
直ちに現地時間のスケジュールで行動する
光は生体リズム同調に最も重要な役割を果たすので現地の太陽の浴び方を調整する
東方飛行では、到着第1日目の午前中(日本時間の深夜)には光を浴びないようカー
テンを閉めて仮眠をとる。午後の時間(日本時間の早朝)に戸外で光を浴びましょう。
西方被告では、逆に位相後退作用を有する夕方の光を浴びるべきです。また、現地
の午前(日本時間の夕方)に光を浴びると位相後退を促進できます。
比較的時差の少ない地域に行かれる場合は、上記のような光のタイミング調整より
も、機内・到着地での休息に努めるほうが効果的のようです。
(2)薬剤の使用
1.睡眠剤
時差地域での夜間睡眠確保のために睡眠剤の服用が有効とされ、翌日への持ち越し
効果の少ない「短時間型〜超短時間型」がよいと思われます。
2.メラトニン
松果体ホルモンであるメラトニンには、生体リズムの位相変位作用があることが知ら
れており、時差地域到着後に本剤を服用させて再同調を促進させるよう試みられてい
ます。
東方飛行では、現地で夕方に服用
西方飛行では、朝方服用
するのがよいと思われますが、本剤は日本ではサプリメントとして販売されており、
成分管理や副作用に問題が残ります。
以上を参考にして、快適な海外旅行を楽しんで下さい。
よこすかレディースクリニック
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