公費妊婦健康診査のお知らせ


 ご妊娠おめでとうございます。
 平成20年4月1日より、各区市町村が、原則自費である妊婦健康診査の公費負担回数を、5〜
 14回まで増やすこととなり、公費負担となる妊婦健康診査の検査項目や、受診票が変更となり
 ました。
 その変更点等について、東京都福祉保険局よりの通知に関して、皆様へお知らせ致します。

1.‘公費負担単価’とは?
「下記2.」にあるような検査項目を実施した場合に『一定の金額を上限として公費負担(補助)
されます。
  初回検査      8500円
  2回目以降 一律  5000円
  超音波検査     5300円(該当妊婦のみ)
つまり、
「各医療施設の妊婦健診料金+検査料金」−上記補助費
が皆様のお支払い料金となります。
このため、検査内容により料金が異なることを御承知おきください(なお、川崎市や横浜市で
は、上記公費負担額は異なります。)

2.検査項目
 妊婦健康診査の一定水準の質および都民の利便性の確保が必要として東京都が下記の検査
 項目を決め、日本産婦人科医会が推奨しました。
 I 初回妊婦健診
1.診察、体重測定、血圧測定、子宮底長測定、浮腫の確認、尿検査(糖・蛋白定量)
  この内容が‘妊婦基本健診’であり、この内容のみの診察であれば皆様のお支払いは
  ありません。

  しかしながら、分娩施設の病院・診療所・助産院において下記の検査が必要とされてお
  ります。
2.必要最低項目(検査料のみ)
 血圧検査:血液型(ABO,Rh:420円)、貧血検査(230円)、(110円)、子宮頚癌細胞診検査
 (1,500円)、梅毒(梅毒血清反応:470円)、B型肝炎(HBs抗原:290円)、超音波検査(5,300
 円)、胎児心音聴取
3.実施が望ましい項目
 風疹(抗体価:750円)、HTLV-1抗体検査(850円)、HIV抗体検査(1,300円)、不規則抗体
 検査(1,700円)
 であり、上記「検査1.2.3.の検査料金(+検査実施・判断料:6,210円」は、21,970円となります。
 よって、初回の妊婦健康診査料は、 21,970円 - 8,500円 = 13,470円
 が目安になります(血液型が判明されている場合、上記より420円お安くなり、子宮頚癌細胞診
 検査を1年以内に済まされておられる場合は、上記より2,960円お安くなります)。

 II 2回目以降の妊婦健診
1.診察、体重測定、血圧測定、尿検査、保険指導、超音波検査、胎児心音聴取
2.受診勧奨時期による選択項目(1項目選択:検査実施・判断料込み個別費用)
 ・クラミジア抗原(初期〜20週:3,600円)
 ・C型肝炎抗体検査(初期〜20週:2,750円)
 ・血糖(28〜32週:1,660円)
 ・貧血(30週、37週:1,580円)
 ・B群溶連菌(24週、36週:1,950円)
 ・NST(36週〜:当院未施工)
 よって、2回目以降の妊婦健康診査料は、
「妊婦健診料+検査量−5,000円」

 が、目安になります。

 III 超音波検査受診票
後期超音波検査受診票は、「28週以降の35歳以上の妊婦さん」において使用できます
ので、母子手帳にはさんでお出し下さい。
もし、2回目以降の妊婦健康診査受診票と併用し、何か検査を受けられた場合は、
「妊婦健診料+検査料−5,000円−5300円」
となります。しかし、この結果が現金の払い戻しはありません


この他、大部分の分娩施設においては、
血液凝固能異常検査(PT,APTT:個別費用1,800円)
の検査結果を求められます。
加えて、飼育動物や職業などによって
・トキソプラズマ検査(個別費用1,820円)
・サイトメガロウイルス検査(個別費用2,350円)
などが勧められます。

 分娩施設が減少しつつあり、より安全な妊娠経過と分娩を求めるためには多くの検査が必要となります。ご理解の程、宜しくお願い申し上げます。

平成21年初春
よこすかレディースクリニック