プラセンタ療法とは?プラセンタplacentaとは胎盤のことであり、胎児の発育成長のためには必要不可欠の組織です。プラセンタ・エキスplacenta extractは、胎盤の持つ生理活性を失活させることなく有効成分を抽出したものです。 プラセンタは、中国でも古くから『強壮・強精、不老長寿の薬』として、「紫河車(シカシャ)」、「胞衣(ホウイまたはエナ)」の名称で漢方薬として使用されてきています。プラセンタ・エキスには、核酸関連成分、アミノ酸、ミネラル等の成分が確認されており、身体が本来保持している生理活性を高めることにより、『新陳代謝の促進、自律神経・ホルモンのバランス調整、免疫力・抵抗力の強化等』の作用を有すると報告されています。加えて、『シミ、シワ、肌荒れ等の老化を解消し、メラニン色素の形成・定着を防止する等』の作用も報告されています。 日本では、1959年より薬価収載されている“メルスモンMelsmon”が、婦人科領域で「更年期障害、乳汁分泌不全の治療薬」として使用されています。 メルスモンの作用機序は、いまだ充分明らかでありませんが、上記薬効のほかに 上記薬理作用をわかりやすく箇条書きにすると、 となります。 メルスモン注射薬の更年期障害への使用法は、 (1)通常[1日1回2ml(1A)を毎日または隔日に皮下注射]とされ、臨床報告(1981年)では「隔日投与法x2週間」にて77.4%(24例/31例)の有効率 (2)胎盤医療研究会(2001年)では、[週2回、1回1Aの皮下注射]で、66.7%(88例/132例)の有効率 が報告されています。 メルスモンの安全性については、‘日本の病院でエイズや肝炎などの心配のない、正常分娩で産まれたヒトの胎盤’から製造されており、安全性が心配されるホルモンと血液を除去し、残った成分を121℃で30分間過熱滅菌していますので、これまで最近やウイルス感染の報告はありません。しかし、理論的に未知のウイルス等の危険を完全に排除することは困難です。 副作用は、(1)アレルギー反応(過敏症)(1〜5%)--悪寒、悪心、発熱、発赤、発疹等 (2)注射部位の疼痛、発赤(5%〜) がみられています。メルスモンには添加物として「ベンジンアルコール0.03ml」を含むため、上記の副作用が出た可能性があり、アルコール過敏症の方は注意が必要と思われます。 この副作用や効果を確認するために、投与前と3ヶ月後に 血液検査(赤血球数、ヘマトクリット、γ-GTP、ALP、中性脂肪、血糖、卵胞ホルモン) の検査を受けて頂ければと思います。 また、メルスモンを投与された方々は、献血が出来ませんし、臓器提供も出来ませんので、この点はご了承下さい。また、「乳汁分泌不全」等に効果は報告されていますが、現状では若い患者さま方においては、本剤の投与については充分な考慮をお願い致します。 保険適応は、『更年期障害、乳汁分泌不全』であり、更年期障害として保険が効くのは、『45〜60歳の方々』です。料金は、薬剤料(約200円)と初・再診料、注射手技料で約600〜1300円です。【45歳以下、60歳以上の方々】においては保険は使えず、自費となり、1回の注射が約2000円となります。 プラセンタ療法を御希望の方は、初回のみ予約制とさせていただき、2回目以降は随時来院されていただければと思います。充分御理解いただきまして、御相談下さい。 よこすかレディースクリニック | ||